6月2日土曜日、再建から12年目を迎える同窓会の30年度総会が開催されました。午後5時からの総会では冒頭岩崎会長(30回生)の開式の挨拶に続き、御来賓の牛来学校長より、理想的な町田高校の未来像に同窓会が密接に関わっていくことの大切さを訴えていただき、出席者一同感銘を受けると共に身の引き締まる思いでした。
三遊亭らん丈議長(28回生)の議事進行のもと、29年度の事業報告、決算、30年度事業計画、予算案は速やかに承認されました。引き続き行われた懇親会は畑結里委員、伊藤智樹委員の若い64回生コンビが司会を担当。飯塚PTA会長の乾杯発声で和やかに始まり、新任の池戸副校長からもご挨拶をいただきました。恒例のOBによるジャズ演奏で盛り上がり、多くの出席者のスピーチなどの後、最後に校歌の合唱で、惜しみつつも楽しい時間を締めくくりました。
会長挨拶
本日はお忙しい中、町田高校同窓会にご出席を賜りましてありがとうございます。本日はご来賓として牛来校長先生をはじめ、池戸副校長先生、そしてPTAからは飯塚会長にご臨席を賜りありがとうございます。
さて、町田高校は昭和4年に開校して以来、89周年を迎え、来年は90周年という節目の年を迎えます。この同窓会組織は、昭和40年代の学生紛争のあおりを受けて30年間もの間活動を休止してまいりました。そして、十数年前より再建に向けて活動を開始し、平成19年にふたたび同窓会としての活動が開始できるようになり、今回で12回目の総会となったわけであります。この同窓会組織は、母校や在校生への教育授業などへの支援、会員相互の情報交換や親睦を深めることを目的としております。また、現在は在校生ならびに学校に対する支援は卒業生の会費に頼っているのが現状であります。前年度の入会者数は学校そしてPTAのご協力により多くの入会があり、非常にありがたく改めて感謝を申し上げます。前年度は受験用入試本の寄贈や学校訪問における交通費の援助などを行ってまいりました。また、前年度から、新入生の入学時に、入会同意書を提出していただくようなご配慮をいただき、現在約90パーセントの入会の同意を得ております。後ほど30年度の予算案の提示をいたしますけれども、創立90周年に向けて、学校からの要望もあり、同窓会としても同窓会の周知を図るために、大型テント4張を寄贈する計画です。今後とも、皆様のさらなるご協力を賜りたく、ご協力をお願い申し上げます。在校生や学校に対する支援を今後とも一層に努力をしてまいる所存でございます。結びにあたりまして、本総会がスムーズに進行するようご協力をお願いし、簡単ではございますが挨拶に代えさせていただきます。
来賓挨拶 牛来校長
こんにちは。こちらに来る前にもう一つ総会がありまして、私、東京都の情報教育の会長を仰せつかっておりまして、そちらの総会がありまして、懇親会は欠席させていただいてこちらを大事にするために戻ってきました。
まず、今、同窓会にお願いしたところ会報誌のような形で作成していただいておりまして、おそらくそちらに記事が載ると思うのですが、たくさん活躍している現役生がいます。特にアジア大会のトライアスロンで活躍している生徒とか、女子のサッカーで将来は有望な選手として活躍するのではなかろうかという17歳以下のチームで海外に行って練習試合もやっております生徒、あとは、全国の美術展覧会で最優秀賞を取って、これは東京都では二人しかいないんですが、そういう栄誉ある賞を取る生徒がいたり、即興で作曲するような生徒もいたりとかですね、素晴らしい生徒がたくさんいるんですね。また、部活動で活躍する生徒もたくさんいます。そういうような生徒が960名近くおりまして、ますます生徒たちが活躍して楽しい学校生活を送っているようです。1年生のアンケートによりますと、自由でどのように自分を規制していいのかわからないなんて書いてありましね。そんなに自由というわけではないんですけれども、中学校から入ってきますと、やはりのびのびとしている生徒がいるものですから、自由という雰囲気に感じるんだろうと思います。生徒たちはモラルをしっかり踏まえながら、たまには地域の方々からマナーが悪いとお叱りを受けることもあるんですが、結構活躍していると思います。また、今年は海外語学研修が三回目になるんですが、なんとびっくりしたことに、そんなにいないだろうと思っていたところ、来年の3月に実施する研修に75名もの希望者がいたんですね。その前も53名、その前が31名だったんですよ。75名もいますと、そう簡単に飛行機の手配ができないんですね。場合によっては飛行機別便になるかな、なんていうところも話しています、やはり生徒は海外というところにあこがれを持っています。特に私が力を入れているのは、同世代との交流ですね。同じ年代の子供たちとの交流を通して世界に友達を作ろうということをやっています。ですから、終わって帰ってきますとメールでのやり取りとか、面白いことに授業で英語の先生がこう言ってたんだけど、と聞いて、最近ではそういう言い方はしないわよ、と返ってきて、英語の先生を困らせるような生徒もいます。そんな風にして生徒たちも町高に魅力を感じ、私も4年目になります。4年目にもなりますと、愛着を感じてきます。一生町高にいたいなと思っているところです。
それから、組織拡大についてなんですけれども、いろいろ考えていたところ、卒業してから同窓会があるんだという考え方よりも、入学した時点で同窓会の一員になるんだという意識が良いかなと思いまして、今の一年生と二年生については十分な通知等をして、加入をしております。今会長のほうからも連絡がありました通り、90パーセントくらい加入していると思います。また、未加入の方については今後もお手紙等を差し上げたりして加入を促していこうと思います。現在いる三年生については、また同窓会と連携しながら生徒や教職員の方に同窓会の必要性ですとか同窓会が本当に影で支えてくださっている様子を伝えながら、組織の拡大をしていきたいと思っております。組織拡大によって町高が発展してくるということは、きちんと書いております。多くの学校も同窓会に支えられて、学校の良き伝統を発展させているというところがあるんですね。私の夢は町高の隣に同窓会館ができないかなと。立派な同窓会館があって、色んな方に集まっていただいて学校の様子を覗いてくれるようなものがあるといいなと夢を見ているところです。また来年度は90周年ということで11月頃に実施を考えているところです。私自身は学校全体として、体育館が非常に古くなってきていますので、そう簡単に改築・新築はしてくれないんですけども、一度お願いしますと10年かかる話です。そうしますと、100周年に向けて、90周年をきっかけにしながら、東京都教育委員会に働きかけていって、100周年、10年後には新しい体育館が出来上がるような、そんな動きを学校としてはしていきたいと思っております。すぐに建つならいいんですけども、財源もかかりますし、都立高校が180校、特別支援学校をいれますと240校ありますから、これを10校ずつ作っても24年かかるわけですよね。実際は4校か5校しかやりませんので、もっとかかるわけですね。ですから、10年間のスパンを見て、次の町高生のためになる体育館づくりに学校としては取り組んでいきたいなと思っています。そのためには、同窓会の皆さまの絶大なるご支援が実は非常に大きく影響を与えます。10年のスパンが5年に縮まる可能性もありますので、どうぞご支援の方よろしくお願いしたいと思います。
出席者
10回生 古家秀紀
10回生 坂元芳彦
10回生 諸墨博司
15回生 海獄尚文
17回生 稲木久美子
17回生 橋田恵子
17回生 三橋隆子
17回生 副田実枝
17回生 伊佐勢津子
21回生 中原邦晶
23回生 柳楽美樹子
26回生 鏑木万里子
28回生 秋山幸弘
28回生 丸山和久
28回生 三遊亭らん丈
28回生 池田 泉
28回生 宮川章夫
28回生 阿部山陽子
28回生 河合哲也
28回生 松村泳達
29回生 若林いずみ
29回生 前島孝之
29回生 京谷 薫
29回生 浅野信三
29回生 大野満奈
30回生 丸山美春
30回生 岩崎 正
30回生 山下久仁明
30回生 米田小夜
30回生 山越裕子
30回生 阿比留英子
31回生 関口明宏
31回生 高橋太郎
35回生 榎本重秋
38回生 小松史彦
39回生 落合康文
44回生 小杉晃一
45回生 松瀬隆司
49回生 山本博貴
51回生 白川哲也
51回生 守屋栄橘
59回生 馬場 隆
64回生 畑 結里
64回生 伊藤智樹
66回生 中村 実
67回生 畑 督
御来賓
牛来峯聡校長
飯塚真樹PTA会長
池戸成記副校長
バンドメンバー
48回生 藤田大地 ドラム
49回生 副田整歩 サックス
須藤ヒサシ ベース
梅沢慈子 ピアノ